趣味の一つに音楽がある。
子供の頃は音楽を聴く習慣がなかったから自分は音楽の趣味がないと思っていたのだけれども、どうやらこだわりが強いだけで音楽そのものは好きらしい。
今はインスト曲が好きで、Brian EnoをはじめとしたアンビエントとかECM Recordsのジャズはよく聴く。 Enoにたどり着いたきっかけはモールソフトというVapor Waveの派生ジャンルにハマったから。 この音楽はショッピングモールに流れるバックグラウンドミュージックとその喧騒が混ざり合った雰囲気を再現するようなジャンルだ。
猫シCorp.というアーティストが有名で、スムースジャズとぼんやりとしたリバーブ、店内のざわつきと放送の声…異国の音のはずだがノスタルジーを感じる、みたいな楽しみ方ができる。 猫シCorp.にはショッピングモールだけでなく空港をモチーフにした曲もあって、その流れでEnoのMusic for Airportsを知ったのだった。
こういう音楽を聴きながら電子楽器に興味を持ったり、自分で作曲してみたいと思ったり、天才願望から何か楽器を弾けるようになってみたいと思ったり…まあいろいろな理由で音楽をやるようになった。
それで気づいたのが、音楽を聴くのではなく演奏したりする側にはまっている時期は文章を書くのが苦手になるということだ。 (筆者は数ヶ月ある趣味を集中的にやると飽きて次の趣味に移る癖を持っている)
どういうわけか、スムーズに長文が書き進められない。 それは意欲という面でもだし、実際にエディタを開いて書きはじめてもあまりうまく次の文章が出てこない感じがある。
音楽に触れているときは、特にギターみたいに難しい手の動きのある楽器の練習をしているときは内声が抑制されるからなのだろうか?
なんとなく自分の内なる声が聞こえづらく、文章に起こしにくくなる。
今もどうしたら文章が続けられるのか迷いながらキーボードを打ち込んでいる。
面白いのは楽器をいじることで指の運動をしていたからタイピング自体は以前よりもスムーズになっていて、ただ書くべき言葉が見つからずに迷っているということ。 逆に小説を書いたりブログの連続更新をしたりしているときは音楽の方に脳が入っていかないのかも知れないけど、どうやら音楽に関しては習熟度が低いからかあまり「上手くいかない感じ」を知覚できないようだ。
これでギターや作曲がうまくできていればいいのだけど、結局いまもまだ音楽的なことは何もできていない。 まあそのうちうまくなればいいかという気持ちでやっているからしかたがないのだけど。