はじめに
本記事は、ウィンチェスター・オバケやしきー多々買え…多々買え… Advent Calendar 2025の7日目の記事だ。 この企画は金銭と引き換えに得た「良かったもの」がテーマということで、思い返してみればたくさん買い物をした今年は良かったものもたくさんあった。
その中でもかなり値が張っただけに満足度も高かったカスタムIEMのUltimate Ears Reference Remastered(以下UERRと記す)について自慢させて欲しい。

カスタムIMEとはなんぞや
端的にいうと、オーダーメイドタイプのイヤフォンということになるだろう。耳の中に入れる部分が個人の耳の穴の形にフィットするようになっていて、外部の音を遮断するようになっている。
音楽番組やライヴをみる人なら知っているかもしれないが、演者が耳につけているイヤフォンの多くがカスタムIEMであるらしい。演奏の爆音から聴覚を保護しつつ自分のパフォーマンスを確認するために装着する。
本来は業務用アイテムだったものが、音楽を鑑賞するのにもいいのでは?ということでポータブルオーディオマニアが使うようになったのである。
音楽QOLが上がる
筆者が選んだUERRはモニター用(音楽制作のためのリスニング用途)としてかなり評価されているモデルだそうだ。
一般的な評価としては個性が少ないリファレンス的な音とされている。
個人の感じ方としては、高音が美しく耳に心地よい。低音は深く沈んで戻るのが早く気分がいい。 筆者にとって高音が好みの音を出すということが一番大切で、例えばECM Recordsの『Hubris』のピアノが聴いていて気持ち良くて幸せになれた。
カスタムIEMは楽しい
カスタムIEMはオーダーメイド製品なので外観をオプションとしてカスタマイズできる。 Ultimate Earsは比較的カスタムの範囲は狭めのブランドなのだけど、それでも多数の色からフェイスプレート(イヤフォンの耳から見える部分)を選べる。 人によっては好きなアーティストやキャラクターのテーマカラーを組み合わせたイヤフォンにするらしい。 筆者はなんとなく紫っぽい色が特に綺麗に見えたので、紫とピンクにラメを組み合わせた。
また、イヤフォン本体やケースにイニシャルを刻印してくれたので、自分だけのものという愛着が湧く。 耳型をとって作成する以上、自分以外の誰かが装着することは難しいのも含めて、かなり満足度が高い。
終わりに
カスタムIEMは高価なアイテムで、作成までに時間がかかるし今時はやらない有線のイヤフォンのため、あえてお勧めはしない。 しかし、今年買って良かったものの中で一番だった、ということはここに書き残しておく。
終わり。